Merry Xmas!!


「ただお前の微笑みが、見たいだけなんだ」


魔法があれば、こんなに幸せ!

「夏妃ねえさぁん☆パーティー楽しんでるぅ?」
「ひっ!!いきなりなんですか絵羽さんッ!お酒臭いです!
右代宮家の人間としての自覚はあるのですか!?」
「いいから一緒に飲みなさいよ下女」
「おのれ!!!!なぜ私がこのような辱めを!!!!」

「あらあらサンタさん、私や縁寿よりも先に
誰にプレゼントかしら」

「あら右代宮楼座、その服素敵じゃない。どこのブランド?」
「…その。実は、あなたにすごく強いインスピレーションを受けて、私が作ったの…。」
「つまり私からイメージしてデザインしてくれたってわけ!?素敵じゃない!
決めたわ。ロザ、あなた私の専属マイスターにならない?
もう一発でファンになっちゃったわ…!アンチローザってブランド名も…
?どうしたの?ロザ」
「…ええと、あまりそんな風に言われることがないから、嬉しくて…。」
縁寿「いやその服はないわ…」

「わ、我が主ぃ、言いつけ通り全ての窓を封印してきました…!
外は雪がたくさん積もってました。あと窓が高ッくしゅん!」
「ホワイトクリスマスね。まぁ千年も生きると見慣れてるんだけど
ところでヱリカ、よくまぁあんな高い窓登ったわね。
上段の窓は飛べない無様なあなたにはさぞ遠かったでしょうに。くすくす」
「あう…古戸ヱリカは我が主のご命令は何でも叶えることが可能です…!」
「殊勝な心がけね(笑)…ご褒美、ほしい?」

「ああああ我が主が私の手からケーキをぉおおお!!!
最高です素敵です感激ですっ、古戸ヱリカは一生我が主についていきますぅううう!!」

「うわあ、ロノウェ様サンタクロースの格好似合いますねー!」
「ほんとほんと、本物みたい!きゃははは」
「サンタクロースの格好は七姉妹達で十分でしょうに、
この私までもがサンタクロースの格好ですか…。いやはや、彼の考えることは本当に面白い。」
「コンニチハ」
「おや、あなたは。
私たちを討ちに来たのですか?」
「ご安心ヲ。今日はオフの日デス。異端審問官ではありまセン。
だからどうか、怖がらないでくだサイ。
お会いできて光栄です、サンタクロース卿」
「…。ドラ…お嬢さん、焼きたてのクッキーをプレゼントしましょう。
いつもお仕事を頑張っていますからね」
「ありがとうございマス」
(…感謝する也や、ミスター・ロノウェ)

「うわッベルン!本物のサンタクロース卿がいるわよ!?どうしよう靴下持ってきてない!
とりあえずベルンの分もサインもらってきてあげるからね!」
「私はいらないわ」
「なっ…!?なによ、あとで泣きついても絶対あげないんだから―!つーんだ!」

 

 


「ほらベアト、見てごらんなさい。
皆楽しそうですよ…。」
「…………。」

 

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